


当院のデュアルレーザー活用法
エルビウムヤグレーザーとCO2レーザー併用施術
2種類のレーザーを併用する理由
皮膚に現れる様々な病変は、見た目が似ていても、発生部位と深さに違いが見られます。
当院では、個々の病変の構造を綿密に分析した後、**エルビウムヤグ(精密な表面剥離)とCO2レーザー(病変基底部焼灼)**を併用しています。
これは再発の可能性を減らすのに役立つ施術方法です。
各病変に対する主なアプローチ
1) ほくろ除去
- ほくろは、メラニン細胞が表皮や真皮層で過剰に増殖して現れる現象です。
- エルビウムヤグレーザーを用いて、表皮部位を精密に整えます。
- 残存する可能性のある基底部のメラニンは、CO2レーザーで焼灼し、再発リスクを低減するのに役立ちます。
- 特に、突出したほくろ、深さのあるほくろ、または以前に再発したほくろの場合、CO2レーザーによる仕上げが必要となることがあります。
2) 扁平疣贅
- ヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって発生するウイルス性病変です。
- エルビウムヤグレーザーで広範囲に分布する病変の表面を均一に剥離して整えます。
- その後、CO2レーザーを用いて周囲の感染細胞をさらに焼灼することで、病変の再発や拡散の可能性を減らすことに寄与できます。
- 病変の境界が不明瞭な場合や、繰り返し再発する場合、このアプローチがより効果的である可能性があります。
3) 稗粒腫除去
- 稗粒腫は、皮膚内部に角質(ケラチン)が閉じ込められて形成される小さな嚢腫性病変です。
- エルビウムヤグレーザーで薄い表皮層を慎重に開き、中に閉じ込められた角質を安全に除去できます。
- CO2レーザーを用いた仕上げ焼灼は、同一部位での繰り返しの再発を減らすのに役立ちます。
- 特に、同じ部位に繰り返し発生する稗粒腫には、このような施術方法が有用である可能性があります。
4) 汗管腫治療
- 汗管腫は、皮膚真皮層の汗腺組織が過剰に増殖して現れる良性腫瘍です。
- エルビウムヤグレーザーを使用して病変表面を微細に整えることにより、施術後の傷跡や色素沈着のリスクを減らすことを目指します。
- CO2レーザーでは、深部にある病変に微細な熱刺激を与えることで、病変の活動性を抑えるのに役立ちます。
- 汗管腫の特性上、複数回の治療が必要となる場合もありますが、この施術方法では再発率を低減するのに肯定的な影響を与える可能性があります。
5) スキンタグ除去
- スキンタグは、真皮内の線維組織と血管が過剰に増殖して皮膚表面に突出した良性病変です。
- サイズの小さな病変は、エルビウムヤグレーザーで表面を剥離した後、CO2レーザーで基底部を焼灼する方法を適用します。
- これは、病変の根組織まで一緒に処理することで、再発の可能性を低減するのに役立ちます。
- 特に摩擦が多い首や脇の下のスキンタグには、CO2レーザー併用施術がより効果的である可能性があります。
施術原則のまとめ
- エルビウムヤグレーザー: 皮膚表面を薄く繊細に整える役割
- CO2レーザー: 病変の深い基底部組織をより確実に整える役割
これら2種類のレーザー機器を併用することで
病変の表面、深さ、そして再発の可能性まで総合的に考慮したアプローチにより、より完成度の高い施術が期待できます。